フォレンジック分析者向け学習パス
フォレンジックでは、見つけた文字列そのものよりも、それがどの記録にあり、何を根拠に結論へ結び付くかを扱います。
ファイル、ログ、通信記録を別々に読み、時刻と出所を対応させる順序から始めます。
第一段階:ファイルの実体を確かめる
ファイル名や拡張子だけで内容を決めず、形式、サイズ、メタデータ、埋め込まれたデータを確認します。
フォレンジック入門とフォレンジックカテゴリで、配布物を記録しながら読む練習をします。
第二段階:時刻とログを並べる
作成、更新、アクセスの時刻は、保存形式やタイムゾーンによって意味が変わります。
一つの時刻だけで順序を決めず、ログの出所、時計の設定、他の痕跡と照合します。
事実として確認した行と、そこから推測した出来事を別にメモすると、結論を見直しやすくなります。
第三段階:通信記録を補助証拠にする
パケットキャプチャでは、端末、宛先、時刻、要求と応答の組み合わせを追います。
パケット解析の基礎とネットワークとWireshark入門で、通信を会話単位で読む練習ができます。
説明できる結論にする
最後には、結論、根拠となる記録、別の説明が成り立たない理由を短く整理します。
使ったツール名だけでは、調査の再現性を示せません。
どのファイルやパケットを、どの条件で確認したかを残します。
扱う記録を限定する
実在する端末、バックアップ、ネットワーク記録には私的な情報が含まれます。
配布された演習データまたは権限のある記録だけを扱い、責任ある利用方針を守ってください。